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九越フェリー・東日本フェリー 博多−直江津−室蘭
「ニューれいんぼう べる」「ニューれいんぼう らぶ」
 
「ニューれいんぼう べる」「ニューれいんぼう らぶ」直江津港フェリーターミナル付近にて

  
「ニューれいんぼう らぶ」の2等寝台船室  レインボーホール    サイコロステーキセット¥800

船は九越フェリーの所属で、直江津〜室蘭は東日本フェリーとして直通で運航されています。
従来同航路に就航していたフェリー「れいんぼう べる」「れいんぼう らぶ」に比較して、
大幅な省力化をはかったフェリーとして2001年に就航しました。
省力化の一端としては、
・車両積載能力は維持しつつ、客室部分を縮小して小型化
・上等級個室を廃し、2等寝台に限定(現在は特等室2室有)
・レストランの廃止
等があげられます。
サービス的に後退した感じを受けますが、実際にはそうでもありません。
一般的に長距離フェリーの2等寝台は2段ベッドの大部屋ですが、
本船では1段ベッド(言葉が変?)でベッド幅も広く、窓側には椅子とテーブルが配置される等、ゆったりとしています。
また、専用レストランは廃止されたものの、自動販売機等を設置したフリースペース”レインボーホール”では
食事時に定食中心の食事が良心的価格で提供されているうえ、 飲料、カップ麺、冷凍食品の自動販売機もあり、食事には不自由しません。
しかも電子レンジ、流し台が自由に使え、冷水機、給茶機も備えています。
体裁より実質にサービス転換を図ったといえます。
他には船首よりにはサロン、左舷には展望大浴場を備え、ゆっくりと寛げるようになっています。
充実した公室設備を備えながら定員が少ないため、ゆったり過せます。
2004年8月からは特別室が特等船室として利用可能になり、個室の需要にも応じられるようになりました。
私の好きなフェリーのひとつです。