秋田の温泉へ

後生掛温泉−後生掛温泉
所在地秋田県鹿角市
施設タイプ旅館−一般宿泊&湯治(旅館部と自炊部がそれぞれ独立している)
日帰り入浴7:00〜19:00
ガイドブック等にはこう書いてあるが、パンフレットには20時までとなっています。
受付が19時までで20時までに出ろという意味?
一浴400円
お風呂大浴場 男女別、洗い場有、石鹸シャンプー有
露天風呂 混浴?(簡単な仕切り)大浴場から続き


秋田岩手両県にまたがる八幡平は美しい高山ですが、同時にディープな温泉地帯でもあります。
特に大部屋のオンドル小屋という、八幡平スタイルとでも言うべき施設が現役で、後世に残したい温泉文化といえます。

後生掛温泉は八幡平周辺で最大規模を誇る施設です。
大好きな温泉のひとつで、年数回訪れています。
宿の周辺には温泉が自噴しており、硫黄の香りと湯気に包まれ、山上の別天地とでも言うべき姿です。
一般旅館営業の旅館部のほか、湯治向けの自炊部「湯治村」があり、
「馬で来て 下駄で帰る 後生掛」と言う文句からも、古くから温泉療養が行われていた事がうかがえます。
ヒバ作りの大きく立派な浴場には、温泉を有効に利用できる設備が整っています。
「神経痛の湯」 一般的な温泉浴槽、灰色に濁ったお湯は硫黄臭を感じ、肌に優しく絡みつくしっとりとした感触。
「湯滝」 打たせ湯です。
「泥湯」 湯と一緒に泥状の噴出物が出てきている浴槽です。黒くきめ細かな泥を体に塗って楽しみます。
「蒸し風呂」 木製の箱に首を出してはいります。
「サウナ風呂」 温泉サウナです。
「火山風呂」 気泡風呂です。温度が低めで入浴しやすいです。
「露天風呂」 景色などは望めません・・・。
お湯は抜群の質を誇り、八幡平スタイルの湯治が行われる施設の雰囲気は、温泉マニアも納得の素晴らしさです。
旅館としても設備が整い、サービスレベルも高いため、秘湯初心者にも足を踏み入れやすい良い温泉です。

なお、冬場も営業しており、旅館の客は少なく自炊の客は多い状況となります。
このため非常に落ち着いた雰囲気となるのが嬉しく感じます。
冬の八幡平は気象条件も厳しく、出掛けるにはそれなりの準備が必要ですが、
それをおしても、冬に出掛けてしまいます。