所在地 | 秋田県仙北郡田沢湖町玉川字大深沢 |
施設タイプ | 旅館−現在は自炊湯治専門 |
日帰り入浴 | 6:00〜20:00 営業期間6月〜10月中旬頃(雪が積もりはじめるまで) 一浴400円 別料金でオンドル宿舎での休憩も可能な模様 |
お風呂 | 内湯男女別、洗い場無 |
浴舎 | |
以前は旅館部だった事務所 | 地熱を利用したオンドル宿舎 |
秋田岩手両県にまたがる八幡平は美しい高山ですが、同時にディープな温泉地帯でもあります。 特に大部屋のオンドル小屋という、八幡平スタイルとでも言うべき施設が現役で、後世に残したい温泉文化といえます。 過去をたどれば、アスピーテラインからこの大深温泉とは反対側に下ったところにある 「蒸の湯温泉」が八幡平最大の湯治場でした。しかし土石流の被害をうけ現在は旅館のみ。 平成に入って「赤川温泉」「澄川温泉」も土石流の被害を受け、現在も営業休止中です。 伝統的な八幡平スタイルの湯治場は「後生掛温泉」と、ここ大深温泉のふたつが残るのみですが、 こちらの方がより伝統的な姿で営業を続けています。 木造の小さな浴舎は木の風合いが生かされ、心地よい空間となっています。 お湯は硫化水素臭のする白濁した湯で、さほど濃い訳でもないのですが、 不思議と湯の感触を強く感じる良い湯です。 浴舎の奥には源泉が沸きあがる地獄があり、さらにその脇にはオンドル宿舎が2棟あります。 現在の自炊湯治のみに絞った営業形態のせいか、のんびりと落ち着いた雰囲気がします。 いつか、このオンドル宿舎で湯治をしてみたいと思っていますが、いつ実現することやら・・・? |