北海道の温泉へ

稚内天然温泉(稚内みなとの湯)−港のゆ
所在地北海道稚内市港1丁目6番28号
施設タイプ日帰り施設
日帰り入浴入館料2000円
入館料金で館内着(作務衣風)バスタオル、フェイスタオルのレンタル有
お風呂男女別内湯(高温湯、中温湯、ジャグジー)、サウナ、水風呂、内湯から続く露天風呂有
洗い場有(隣との仕切壁有)、シャワー全有、ボディーソープ・リンスインシャンプー有
脱衣場に髭剃り・歯ブラシ有

 
  
副港市場館内副港市場の館内案内図

稚内市街の西を国道40号、東を稚内港第一副港に面した場所に、2007年4月28日にオープンした「副港市場」にある日帰り温泉施設です。
事前情報は全く無かったものの、たまたま発見してしまいましたので、オープンから間もない5月2日に訪問してまいりました。
この「副港市場」は、飲食店を中心とした今風の複合商業施設で、第一副港に面しているという立地条件のもと、 200海里規制以前の北洋漁業華やかなりし時代をモチーフとした、レトロモダンなコンセプトでまとめられています。 実際、この施設の開業にあたってのパンフレット表紙には、
「副港」に、あの頃の賑わいをもう一度。
と、記されています。
「稚内天然温泉 港のゆ」は、この施設の2・3階に立地しており、 今風の健康ランドというかSPA風の雰囲気で、休憩室や飲食施設があり、作務衣風の館内着もあるのですが、宿泊は出来ず、 あくまでも日帰り施設なのが中途半端というかもったいないです。
浴室も広く設備が整っているのですが、やはり今風の暗く落ち着いた照明であるため、湯の色は不明です。 おそらくは無色か薄い琥珀色ないし黄色をしているものと思われますが、少なくとも濃い色でない事と、透明であることは確かです。 極薄い塩味が感じられ、高温湯では僅かにアブラ臭も感じられます。 ですが、他の浴槽では香りは全くしません。無論、全ての浴槽が循環です。源泉は高いクオリティーがありそうな感じがするだけに残念です。
なお、施設名は「港のゆ」ですが、源泉名は「稚内みなとの湯2号」で、仮名と漢字が逆になっているのがナゾ。
稚内市という立地条件で、日帰り入浴施設に入館料2000円というのは驚きの価格設定なのですが、これは道の条例の定めにより仕方なく決定された価格のようです。 実際問題、施設側もこの価格設定に無理があるのは承知していたようで、 それが証拠に開業前から入館料金が1000〜1400円になる優待券の類を超大量ばらまいたとのことです。 私など、優待券も持ってないのに優待券持ってる扱いで1100円で入館できました。 そのような状態が、実質的に条例違反であるとの指摘があり、道からも行政指導を受けたとの事です。 施設側は今後値引きしない旨を発表していますが、どうなることやら・・・?

さらに余談ですが、パンフレットから推察しますに、
副港市場は、株式会社副港開発
港のゆは、てっぺん観光サービス株式会社
という会社が経営しているようです。


初入浴:07年 5月