所在地 | 岩手県滝沢村 |
施設タイプ | 旅館−現在は日帰り入浴のみ |
日帰り入浴 | 250円 |
お風呂 | 男女別内湯、洗い場−無いと思って下さい。 |
岩手山の麓にある元旅館で、温泉マニアには色んな意味で評判の温泉です。 今まで、色んな温泉に入って・・・というか、色んな温泉施設を利用してきて、 多少古かったり、ボロボロであったりというのは慣れているつもりでした。 しかし、この白百合荘には正直驚きました。 本来であればかなり目立つ便利な場所にあるのですが、看板がサビサビなので所在がよく解りません。 思わず通り過ぎそになりながらたどりつくと、建物も本当に営業しているのか? と心配してしまいそうな廃墟っぽい雰囲気です。 ですが、玄関を入ると女将さん(おばあちゃん)が迎えてくれて安心します。 安心したのもつかの間、建物内はかなり雑然としていて、抜けた床に板をあてて補修していたり、 天井がはがれそうになっていたりしてビックリです。 お風呂場も、洗い場の蛇口が概ね壊れていたりして、ボロボロさ具合を加速させます。 これだけでも、かなり凄い温泉施設なのですが、本当に凄いのはここの湯の良さです。 浴槽には無色透明無味無臭の湯が大量に掛け流されています。 ぱっとみ特徴の無い湯に見えますが、 浴槽内部や常に湯が流れる浴室の床は碁石のように、渋く深い黒色になっており、 温泉成分の強さを期待させます。 入浴してみると、非常に爽やかな感触の湯で心地よく湯に浸かっていられます。 特別特徴があるようにも思えないのに、とにかく気持ちがいい不思議な湯です。 建物がちょっと(かなり)心配なのですが、女将さん(おばあちゃん)には、 ぜひとも頑張って頂きたいなあと思う温泉でした。 |